映画「赤ずきん」あらすじ

雪が深い小さな村の中で、人々は貧富の差はあれどそれぞれが幸せに暮らしていました。ヒロインであるヴァレリーも優しい両親と姉に囲まれ、貧しいながらも好きな人がいて慎ましいながら毎日を楽しんでいたのです。好きな相手ピーターはヴァレリーの父親と同じく貧しい木こりでしたが、二人は両想いでした。しかしヴァレリーの母親は貧しいピーターよりも富裕な鍛冶職人のヘンリーとの結婚をすすめようとするのです。二人で逃げてしまおうとしましたがある日突然恐ろしい狼に、村が襲われてしまいヴァレリーの姉も犠牲になりました。村の男たちは狼を退治しようと気勢をあげますが、高位の神父がくるまで待つようにと村の神父に抑えられます。高揚した村の男たちは、神父がとめるのも聞かずに狼を退治しにいったのでした。結果として狼の死体を荷車に積んで村の男たちは、帰ってきますがヘンリーの父親エイドリアンが襲われてしまったのです。母親スゼットがエイドリアンの死を、強く悲しむ様子を見たヒロインは不審に感じます。問い詰めるとヴァレリーの姉は、スゼットとエイドリアンの子共であり不義密通の子だったのです。夫のセザールには言わないでくれという母親の願いに、ヒロインであるヴァレリーは悩みます。そして再び村が襲われ友人のロクサーヌと逃げるヴァレリーに、何故か狼が話しかけてくるのでした。恐怖を感じながらも狼の言っていることが理解できる自分自身に、驚愕してしまいます。

映画「赤ずきん」感想

中世ヨーロッパの建物や衣装が雪が深い景色とマッチングし、おばあちゃんにプレゼントしてもらったヒロインが身につける赤いロープがこれまた美しく映えます。現代だったら笑いとばすことができる迷信も、中世だったら信じられていた現実問題なのでしょう。教会や神父の権威や村人たちの信仰心が、いつもだったら楽しいこと正しいことにつながるのにどうしてこうなるんだろう。と、思わずにいられない展開は、現代にも通じるものがあるのではないでしょうか。狼に話しかけられたことで、魔女であるとされ生贄にされてしまうヒロインは、ネットやマスコミでつるし上げをくう現代人に近いものがある気がします。いざという時に自分を信じて助けてくれる人が、いてくれるという幸せを感じさせてくれた作品です。村人皆が魔女と決めつけて疑わないヴァレリーですが、愛する男性ピーターによって救われます。またピーターのピンチを救うのも、ヴァレリーの機転と賢さです。そして最後はあっと驚く秘密が、暴露され原作の童話にも負けないほど面白い作品でした。